2007年01月

Epiphanie エピファニー 公現祭

Dreikönigsfest ドライケーニヒスフェスト東方3聖人の祝日

東方の王たちよるキリストの礼拝を祝うカトリックのお祭りEpiphanie エピファニー
日本人には エピファニー と言われても全く何のことかぴんと来ないのですが
特にフランス人にとっては大事なお祝いの日です。フランスでは 1月6日 そのお祝いに 家族や友人が集まってgalette des rois ガレット・デ・ロワ(王様のガレット)と呼ばれる丸い花のような形のケーキを切り分けて食べます。 そのとき自分のガレットの中にfève という 陶製の小さな人形  が入っていたら 大当たり。 金紙の王冠をかぶせてもらいその日の王様(女王様)になれるというお祭りですが もともとは 東方の3聖人が星に導かれて幼児キリストを礼拝しに来た日として祝われるようになったものです。( ラテン語と英語では Epiphany  フランス語では Epiphanieドイツ語では Dreikönigsfest )
 ケーキの中に入れるfèveは 本来の意味「そら豆」の通り 食べ物でしたが フェーヴの種類も豊富で、最近ではアニメのキャラクターやカエル、サッカーボールなどさまざまで それがそれぞれとても可愛いので収集している人も大勢いるそうです。

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ドッセルドルフ駐在の1982年~ 1986年 4年間私の秘書として お世話になった Dahlhaüser夫人の家に 2005年3月に家内とドッセルドルフに行ったときに招待されてお邪魔したときのことです。 前回の訪問は その10年前 ゴルフの発祥の地 セントアンドリュースでの ゴルフの帰りに ドッセルドルフ時代はゴルフをしていなかった 我々夫婦を 会社の現役の社員連中が ドッセルドルフ廣済堂に招待してくれていた 間同行していた長男の嫁を ダールホイザーさんのご主人が ケルンの大聖堂に連れて行ってくれ 当時現役のバレーボールの選手だった彼女は 509段の階段を一気に登って行ったが 自分は半分も登れず 途中で座り込んでいたと いう昔話をしているときに  出された ケーキの中の 4個のうちの一つが (たまたま 家内のものでしたが) 食べていて ガリット音がするので 出して見たら コインだったので びっくりしたことがありました。
それを見た Dahlhaüserさんは ものすごく立腹してケーキ屋さんに 電話したら すぐケーキ屋さんが すぐ飛んで来て謝りに来たことがありました。 そのときは 何で食べ物にコインなどの異物が入っているのだろうと不思議に思い ケーキ屋さんの 単なる作業ミスだったのだろうと思っておりました。
 

 つい最近 ミュンヘンでのドイツの結婚式の話を聞いたのですが 日本では ケーキをカットするのは 単なるセレモニーですが ドイツでは このケーキは 切って 招待客に 配って食べて頂く その中に コインを入れておき( コインを入れるのはケーキ屋さんが入れる)コイン入りのケーキに当たった人は その後 幸運が訪れる とのこと ( ベルリン出身のドイツ人に聞くと このような風習はベルリンにはない
とのこと ドイツの中央から南だけの風習のようです。)  ケーキに何か異物を入れて それが当たったら ラッキーである という発想は エピファニーに非常に似ているものだと 思いました。 唯 我々日本人には 食べ物の中に 陶器の人形 とか 異物を入れることに抵抗感があり 又 私は そんな異物が入ったケーキを 食べることに 違和感があり 食べられませんが・・・。  フランス人と結婚され日本で ご家庭を持っておられる Tさんに日本でのエピファニーは 如何でしたかと お尋ねすると 下記のような お話でした。

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  最近エピファニーはといいますと、今年は地元でガレット.デ・ロワを作る ケーキ屋さんが一軒もなく、数日ずらしてお祝いしました。
我が家のおなじみ、ル.コント(青山)のガレットにしたのですが、今年は驚きました!
箱に用紙がついており、「保健所の指導により、フェ―ヴを中に入れられなくなりました」とあるのです!代わりにアーモンドが入っており、フェ―ヴは箱の外に転がっていました。厳しい世の中です。( 日本人の感覚だと 保健所の処置は当然と思いますが・・・。 )
ル・コントもいいのですが、個人的にはフランスで売っている庶民的な、素朴な味が私は好きです。日本で売っているものはどうしても上品すぎて、かえってパサパサしすぎのような気がします。
( 又 フランス大使館では 1m もの大きな ガレット・デ・ロワを 作ってお祝いをしたそうです。)


欧州では では 結婚式を 2度あげる。一度目は 市役所で 二度目は教会で。 映画サウンドオブミュージックでの「ドレミの歌」の舞台となったミラベル宮殿と庭園の中の建物は市長公邸でもあるので 昨年8月ザルツブルグ訪問時 結婚式を挙げた人達が 何組かいました。

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