2005年02月

ドイツ語を話さない者は一人で来るな

赴任をして未だ 1ヶ月しか 経過していない頃 通信機メーカー用の電子材料 の新製品ができたので ベルリンのボッシュ工場にPRに行って欲しい との依頼が 日本の工場から来たので 訪問したときのことです。

 日本では女性の立場は 当時のわが社の状況は 男性の補助的な仕事しか与えられて おりませんでしたが ドイツでは 女性の秘書としての仕事が確立しており その秘書の 領域は 侵せない独立したものでした。例えば アポイントを取るにしても 日本では営業の担当者が 自分で相手に電話を得意先にかけ 交渉してアポを取るのが普通ですが ドイツでは アポを取る ホテル・飛行機の予約をする すべて 秘書の仕事で ドイツ語ができなかった 当時の私としては 大変助かりました。

 われわれの仕事は電子部品の特長を認識してもらい 次回の新製品からは われわれの 仕事であり 技術者と会うのが先決ですが 同時に 技術者は 例え 英語は話せなくとも 英語の専門用語 技術用語が わかるので これらの専門用語を 並べるだけで 又は データーを見せて 説明すれば ドイツ語を話せなくとも立派に仕事ができるのですが 残念ながら 最初の訪問の会社は その会社のきまりで まずは 資材・購買部門の人が会うことになっている会社が多く 今回も あいにく資材部門の人としかアポが取れなく 資材部門の人だけが 4~5人でてきました。私がドイツ語を話させないことがわかると 英語を勉強しているというマイヤーさんが 呼び出され 通訳をしてくれました。

 商談後お礼を言って 帰ろうとすると 例のマイヤーさんから 呼び止められ「おまえのような ドイツ語を話せない者は 必ずドイツ人を同伴しろ 俺も英語は初心者だから 話したくないのだ。ビジネスの上で誤解が生じたら どうするのだ」と 感情的になって 叱責を受けました。 もっとも そのマイヤー氏は その後 英語は すごく上手になら れましたが 当時は 余り 流暢ではありませんでした。

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