2003年10月

Avignon アヴィニオンの橋の上? Tarascon タラスコン(1)

公文教材4A6 にでている 『Avignonアヴィニオンの橋の上で 踊るよ 踊るよアヴィニオンの橋の上で 輪になって踊る・・・・・』 というフランスの童謡を誰でも知っていますが アヴィニオン は どこにあるかご存知でしょうか?  私はAvignonアヴィニオンがどこにあるのか 全く知らず童謡にでてくる橋なので どこか おとぎ話 の 国にでもあるのかな と思っておりました。
 それが Tarascon目指して 車を運転していたら思いもかけず Avignonアヴィニオンに 偶然たどり着いたのです。 どうして又 Tarascon に行くようになったのかについてお話し致します。

 私がドイツに駐在していた1982年~86年 の当時 フランスの国営企業Thomson のテレビの組み立て 及新製品開発はAngers の 工場で行われておりました。 ここにも Dijon 工場と同じく新しいサンプル作成の打ち合わせその後のテスト結果のフォロー 受注品の納期打ち合わせ などで こちらから訪問の申し入れをしたり 呼び出されたりしているうちに工場のみなさんとだんだん知り合いとなりました。
ある日突然技術担当の Guerre さんから テレックスが入り新しい通信機器を開発するためにThomson社を退社して研究所をTarascon に設立した。ついてはLCフィルターを試作して貰いたいので技術的な打ち合わせのため是非来てほしい とのことでした。

  Tarascon など 当時聞いたこともなかったのですが これが又 後になって(1996年)公文の教材を読むようになって ドーデの短編集 「風車小屋たより 」 (Lettres de mon  moulin)の中の 「コルニーユ親方の秘密 」( Le secret de maitre Cornile )が  I教材81~110にあり I教材86に Tarasconを発見して 何と偶然なのかと 我ながらびっくり致しました。 I 86には

 Malheureusement des Français de Paris eurent l’idée d’
établir une minoterie à vapeur,sur la route de Tarascon.
C’était tout beau, tout nouveau!!  Les gens prirent l’habitude d’
envoyer leurs blés aux minotiers, et kes pauvres moulins à
vent restèrent sans ouvrage.

(ところが 困ったことにパリのフランス人がタラスコン街道に蒸気で動く粉ひき工場を作ろうと考えおった。それは新しくて 見事なもんじゃった。 みんな小麦を製粉業者のほうにやるようになって かわいそうな風車小屋は商売あがったり。)

とあります。
即ち Tarasconを中心に 蒸気機関を動力とした製粉工場の出現によって 当時たくさんあった 風車小屋がだんだん消えて行き それに対して  プロバンス魂で抵抗する コルニーユ親方 の 悲しくも 人情味のあるお話なのですが Tatascon は当時の産業革命的な存在だったことが伺い知れます。

 Tarasconとは どのようにして行くのですか と聞くと Marseille空港から2時間ちょっとだから レンタカーの会社で道を聞けばすぐわかる とのことでした。

当時我々の事務所のDusseldorf よりMarseille行きの便が一日 1便しかなく 前夜 Tarason 泊 翌日朝9時 訪問というアポイントを取って訪問することに致しました。
飛行機は午後2時ごろMarseilleに着いて言われた通りに レンタカーを運転していると Avignionという 表示が見えました。
ひょっとしたら 「 Avignonの橋の上で・・・」という 童謡で 有名なAvignion が こんなところにあるのかな と その標識のある方に車を運転しました。
Avignonに近づき 立派な城壁に囲まれた街に入ると 大変巨大で上品でにぎやかな街が 見えました。車の往来が激しく 車を路上には置けるような状態ではなく 繁華街の地下の駐車場に入れました。街の中心部に要塞のような雄大な建物が聳え立ちその下 の ローヌ川 に かかっている橋が かの有名な Avignionの橋 でした。
  続く

マルセーユからの 道路地図です。タラスコンは アルルから 20分,アヴィニオン から タラスコン は 35分 の 距離です。

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