2003年06月

カトロバンサンク 4x20+5=85?

このように過ごしているうちに後で説明致しますように フランスの国営企業トムソンの各工場を一人で巡回することになりました。海外に行くと誰でも苦労することのひとつに [ 数 ]の 問題があります。パリのアイスクリーム屋さんで バニラアイスを指差して This ,please ! と いったら10ヶ くれた という話は うそのような 本当の有名な話で 英語のthis の ディスは フランス語では 10 dix ディス と同じなのです。又 以前ドッセルドルフ事務所で 赴任してきたばかりの ドイツ嫌いな日本人の同僚が 『 家内がパーテイをやるのでケーキ屋さんに ケーキを13個 頼んで 後で取りに行ったら30個出来ていた。言った言わないの争いになったが 断固として ドイツ人は主張を曲げない。
全部引き取らされた。だいたいケーキが30個など要る訳がない。常識で考えてもわかりそうなものだ。全くドイツ人は頭がかたい!』と朝から憤慨していました。よくよく聞いてみるとドライチッヒ dreiβig と ドライツエーンdreizehn との間違いで 発音が悪かったのだろうと思いますが いずれにしても何年勉強しても ペラペラと ドイツ人フランス人に数字を早口でいわれたら聞き取ることは非常に難しいものです。さて副題のカトロバンサンク 4x20+5=85? はフランス語を勉強している方はすぐおわかりと思いますが フランス語では 4は カトロ 10 はディス 20 =ヴァン 80 はカトロヴァン←4 (カトロ)が 20(ヴァン)85はカトロヴァン(80)+サンク(5)と 20進法が入り乱れています。
欧州では どこでも チップ制度があり 慣れない日本人には これが 良い場合もあれば 悪い場合もあります。はじめて一人でタクシーに乗ってメーターが70フランと出ているので 100フランの紙幣を出し おつりを貰うことを期待していると 知らぬ顔をして 自分のポケットに入れたので ドイツに帰ってその話をすると 『それは当然だ。メーターが70フランで もし チップも含めて 85フラン 払おうと思ったら 100フランの紙幣を出すときに 即座に カトロバン・サンクフラン と言わねばならない 黙って渡したらチップと思って取られるのはあたりまえだ』と 同僚の van Gaalen氏に言われ 懸命に フランス語の数の数え方を勉強して その次に 行ったとき パッと カトロバン・サンクフラン! と いうと ちゃんと15フランのおつりを くれました。自分の話したフランス語が通じるとうれしくなるものです。しかし 国民性の違いが出てくるものでドイツでは 黙っていてもちゃんとお釣りはくれましたが その後 ドイツでも チップを含んだ金額を言うことにしました。


*la station de taxi à Paris パリのタクシー乗り場

戻る