2001年12月

市場で ( au marché ,auf dem Markt )(3)

ノーベル平和賞受賞者であるシュバイツァー博士の生家のあるアルザスの Kayserberg という村の小さなホテルを基点として Colmar, Barr, Sélestadt, Requewihr,などのワイン街道の 可愛いおとぎ話に 出てくるような村をまわりました。
私たちが泊まった « hotel les Remparts »のマダムは 英語で話しかけるとフランス語で そして ドイツ語で話すとドイツ語で返事がくるといった具合でこのあたりでは フランス語とドイツ語が公用語のようです。広場には この写真のように 駐車可能な青色の標識の下に 『 月曜の朝6時から 午後2時まで市場の時間 を 除く 』という意味のことを フランス語 と ドイツ語で “sauf lundi marché de 6h à 14h ” “ausser Montag Markttag von 6h bis 14h”と別々に書いてありました。   フランス語とドイツ語で表示されているのは この地域の特徴です。 

ヨーロッパの町の広場は 駐車場になったり 近郊農家の人たちの新鮮な野菜売り場 即ち  市場になったり 選挙集会広場 になったりします。一昨年 プロバンスに行ったときのことです。 市内に泊まるより 少しはずれには 静かではるかに安いホテルがあります。“アヴィニオンの橋の上で”という童謡で有名なアルビオンの橋 の下を流れるローヌ川対岸の 砦の下のl’Atelierというホテルに 泊まりました。 大きい 広場に 何台も車が駐車されていたので そこに車を おいてホテルに出入りしておりました。このホテルを 拠点にして アヴィニオンAvignonは勿論のこと ゴッホが 活躍した アルルArles セザンヌの Aix-en-Provence といった具合に あちこちを ドライブしていました。ある朝 ポンデュガールに行く時でした。車をおいた 駐車場のある広場に行ったら  何とびっくりしたことには  黒山の人が 集まって 野菜・果物・ パン ・着る物などを 買いあさっている最中でした。そして 私の借りたレンタカー1台だけが 市場の 真ん中にあるではありませんか 車を出そうにも 出せないし marchéが終わる午後2時まで我々も買い物をせざるを得ませんでした。その日は水曜でしたが駐車可の標識板には確かに “ sauf mecredi marché de 6h à 14h “ と書いてありました。その時は全くそのような 駐車制限が あるなど夢にも思わずに 他の車が駐車してあるので そこに 車を 駐車したのでした。 時間がつぶれるのは こちらの不注意なので 仕方がありませんが 駐車違反の赤紙が   貼られないものかと 何度も 車を 見に行きました。marchéが 終わるまで 心配でした。日本でしたら 駐車違反で罰金ものでしようがフランスの田舎のお巡りさんは寛大で助かりました。 日本では 駐車場が 市場がたつという理由で 駐車禁止になったりすることは経験がありませんが ヨーロッパでは 中世の時代から 市場が何より優先されるようです。

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