2008年06月

グリムの里 グリムの森 石橋


先日 栃木県の氏家まで 宇都宮線に乗って行く途中でした。 宇都宮のふたつ手前の駅 『石橋』という駅に 停車したとき 丁度座席のところから「グリムの里」という文字が 見えたのでびっくり致しました。
どうして グリム?と一瞬唖然としました。
 


家に帰ると たまたま 石橋にお住まいの Hさんの学習された プリントが届いていたので 連絡簿に ひと言書いたら すぐ折り返しに ていねいなお手紙と一緒に 姉妹都市の概要と ヘッセン州 Dietzhölztal Steinbrücken  と その周辺の地図が 届きました。
石(Stein)橋(Brücken )という同じ名前の独協大学の石橋教授の橋渡しにより昭和41年に両町民の作文交換に始まり 昭和50年に姉妹都市締結をされた由 何故グリム? というと グリムの生まれ故郷は 同じ ヘッセン州 ハナウ だからだ という理由の様です。
Steinbrückenというので Saarbrücken (私の勤めていた会社が Grundigの廃工場を買い受けて工場を 立ち上げるとき しばしば訪問した) の 近くだろうと思っておりましたが 同じ Brücken でも かなり 離れた ところにありました。


石橋駅から バス5分 徒歩8分のところに グリムの森 があり その中に ドイツのレッチンゲン庁舎をイメージした 「グリム館」があります。

展示ホールの 中に グリムの家系図、年譜、 そして くもん出版 提供の 写真<藤崎 康男 撮影> という 下記の いくつかの写真が 展示されていました。


展示ホール


グリム兄弟の Hanauの生家 近くの 風景 
ヤコヴ・グリム 6歳まで, ウィルヘルム・グリム 7歳まで, ハナウにて 幼少期を 過ごしたが生家は第二次大戦で戦災にあって残っていない。


1791年 父親がシュタイナウ領主務官兼法官に任命され 転居. グリム一家は 裁判所であったこの建物の1階に 1798年まで 7年間ヤコヴが 13才まで 住んでいた。現在はグリム記念館 となっている。 
1985年の グリム兄弟200年記念公文旅行のとき 公文 公先生と ご一緒に訪問しました。



マールブルグ大学
1796年父親は死亡したが 伯母の援助で 1802年ヤコヴ 1803年 ウイルヘルムがマールブルグ大学で 法律学を学ぶ。ザヴィーニ助教授に熱心に師事し、一生の方向を決定されるような影響を受けた。


カッセルのグリム博物館
1798年からの住居 ヤコブは 一生独身だったが ヴィルヘルム結婚後も二人は同居し,大学入学の食い違い期間と旅行期間を除き、終生一つ屋根の下で生活を共にした。



グリム兄弟広場
グリム兄弟を偲び 今でもBrüder-Grimm-Platz として残っている。

以上5点の写真は 展示ホールにある くもん出版 藤崎康男 撮影の写真を 撮影したものです。


2階にある 図書コーナー (グリム童話ライブラリー)ドイツ語の原書をはじめとしてフランス語・英語・日本語訳 の グリム童話があり 読めるようになっているが 貸し出しはされていない


2階の Café Pause は 大変くつろげる雰囲気で ドイツビール Löwenbräu も味わえます


マルクト広場(フリーマーケットが開かれる)



屋外トイレ(トイレに至るまでドイツをイメージされて作られている)


7人の小人の広場


隣の 石橋中学校 黒川紀章設計による ユニークな 中学校


近くの 姿川アメニテイパーク静かで 癒されます。

グリムの館には その他 300人 収容の 多目的ホールがあり 5月5日には 人形劇 「ブレーメンの音楽隊」が 上演されており, 今後は
・6月1日(日) 第11回「グリムのおはなし・人形劇フェスト」
・7月28日(月)自然観察会「グリムの森 に親しもう」
・8月 企画展 「児玉清が作る切り絵ワールド・グリム童話の世界」
などが予定されています。

今は 合併されて 下野市石橋となっていますが グリムの里 グリムの森 が作られた 1996年頃は 人口わずか2万人の 石橋町で 日本にいて ドイツに行ったような やすらぎを与えてくれる 雰囲気を 創造された 努力は 他に類をみないのではないだろうか と 思われます。 

どの姉妹都市もやっている  市民交流・医療交流・学生交流 と さかんに活動がなされていますが それは 極めて 小人数のための ものであり 市民の誰もが ドイツ独特の 「やすらぎ」や 「 癒し 」を 感じられる施設は  残念ながら 全くないようです。


石橋町 の 場合は 小さいながらも 小さい幼児から90歳の老人までが ドイツの静かさ ・やすらぎを感じられる ふるさと 創りに 町全体で取り組まれました。 楽しかったヨーロッパの生活を 思い出させる「 グリムの森 」 「グリムの里」でした。
皆さんも一度訪問してみてグリムの世界を味わって下さい。



上野から JRで 100分 の 石橋駅前の からくり時計